西スハイルの村、一生の思い出となる旅
ナイル西岸にあるヌビア人の村、西スハイルは、アスワンダムからわずか数km、カイロからは西に約900kmの場所にあります。この村のユニークですばらしいもてなしに、魅了されない旅行者はいません。
この村では、実際にヌビア人の生活を体験でき、誰もがわくわくした気持ちになります。
この村の住民は主にヌビア人で、外壁が青と白に塗られ、綺麗な形にカットされた黄色の木製の窓と、緑と茶色のドアがある小さな家が50軒以上立ち並び、地平線を埋め尽くしています。家々の向こうでは、月が赤とオレンジ色の光を放ちます。この村では、旅行者はよくある人工的なホテル生活を送るのではなく、まるで自宅にいるかのような気分で過ごすことができます。
この村の平屋建ての家屋の中では、旅行者は完全にヌビアの生活を送ります。数日間過ごすうちに、ヌビア人の家で眠り、彼らと同じ食事をして、地元の飲み物を飲む生活に慣れてしまいます。
この村にある大半の家は2つの部分に分かれていて、一方はハンドメイドの帽子やドレス、ハイビスカスのドリンク、地元産のピーナッツなど、ヌビア製品の製作に使われます。
もう一方は旅行者をもてなすために使われます。家屋の外では、女性と子供たちが旅行者向けの商品を作っています。西スハイルは、南エジプトを訪れる旅行者の訪問先リストには必ず含まれるほど人気がある観光地です。村の住民は、およそ100年前の、村が本来あった場所でのヌビア人の生活を、旅行者に体験してもらいたいと望んでいます。さあ、一生の思い出になる旅にでかけましょう。