息をのむほど美しいビーチ、ラス・エル・バー

追加した日 9 12, 2018

ラス・エル・バーは、エジプトの北西部、ダミエッタ行政区域にあるリゾートの町です。この町は地中海に面しており、ナイル川の分流であるダミエッタ川の河口付近に位置します。

ファロスの人々はこの地域を「地中海」または「偉大なる緑の海」と呼びました。その後、西暦30年頃にはローマ人が「ローマの海」と呼び、海と川の境にあたるこの場所は2つの波、または2つの海の間という意味の「Be Tamosh」と呼ばれていました。

ラス・エル・バーの砂浜には、ナイル川デルタ地帯にあるその他のビーチと同様、先史時代からの歴史があります。言い伝えによると、「ラス・エル・バー」という地名は、この場所を海の脅威から守ってくれるシェルターのようだと感じた水夫たちが、アラビア語で「陸の先端」を意味する「Ras El Bar」と呼んだことが由来だと言われています。

ラス・エル・バーはリゾートであると同時に、数々の戦いが繰り広げられた場所でもあります。この地が純粋にリゾートとして使われるようになったのは19世紀のことです。

世界的にも珍しい、海と川が出合う場所であるラス・エル・バーでは、岸からナイル川と地中海の両方を見渡すことができるというすばらしい利点があります。ラス・エル・バーの存在そのものが、地中海とナイル川の両方から砂が運ばれ、堆積層を形成した結果であるという意見すらあります。

ダミエッタにあるこの小さな島の魅力はそれだけではありません。初めはありきたりのリゾートに見えるかもしれませんが、非常に快適な気候や驚嘆に値する景観など、魅力にあふれています。

沿岸にはイルカが多数訪れ、マンザラ湖にはさまざまな野鳥が生息しています。秋になると、ヨーロッパから南アフリカに渡る鳥の群れが見られます。ラス・エル・バーはパワースポットとしても評判が高く、療養リゾートとしても有名です。

ラス・エル・バーは美しい景観をたたえ、世界中のどこに行っても得られないような素晴らしい体験ができる場所です。ラス・エル・バーでは以前改修が行われ、現在はその素晴らしい景観でますます旅行者を魅了しています。