ラマダンテント - エジプト独特の聖なる月の祝い方

追加した日 5 28, 2018

エジプトと世界中のムスリムは今週、ヒジュラ暦(イスラムの太陰暦)の第9月にあたる神聖なるラマダンの月を祝福し、断食を開始します。

エジプトの人々は、この月が始まる数日前に、ラマダンに備えて食材を多めに買い込み、ラマダンが始まると様々な人たちと交流を深めることで、ラマダンを歓迎します。

通常は、イフタール(断食明け)を知らせる昔ながらの大砲の音が元気に鳴り響いた後、家族でイフタールの食事をしながら、この月に特別に放映される人気のテレビ番組を視聴します。

エジプトの人々にとって最も大切なのは、特にラマダンの期間に感じる精神的なつながりです。「断食明けの食事」イフタールと、「夜明け前の食事」ソホールは、友人や離れて暮らす親戚と集い、この聖なる月の精神を共有する絶好の機会です。

イフタールの食事後1時間ほどすると、都市部は夜の街に繰り出す人々で賑わいます。通りやモール、ホテル、市場、とりわけ伝統的なラマダンテントはお祭り騒ぎになります。

ラマダンテントとは、ラマダンの期間中に設置される会場であり、人々はここに集まってラマダンの特別な大皿料理やお菓子(ロクム、カタイエフ、バクラヴァ、コナファなど)を食べ、お気に入りのアマルッディーン(干し杏のジュース)を飲んだりシーシャ(フーカー、水タバコ)を吸ったりしながら交流を深めます。

ラマダンテントは民族色である赤、白、青で装飾されることが多く、エジプトとイスラムの様式を織り交ぜたデザインが特徴的です。ラマダンテントの天井には照明として大きな真ちゅう製のランプ「ファヌース」が吊るされ、テントの美しい雰囲気を演出する大きな役目を果たしています。

ラマダンテントでは常に文化的なイベントが行われており、オリエンタル音楽やラマダンがテーマの曲を、民族楽器であるウードやカーヌーンを使って歌手やバンドが演奏します。

ファティマ朝時代の建造物が残るカイロの旧市街、特にムイッズ通りとフセインモスク周辺には多くのテントが立ち並んでイベントも多数開催され、多くの人が集まって活気に満ちたお祭りのような状態になります。

ラマダンは丸々1か月間のお祝いです、ぜひ体験してください。ラマダンテントを訪ねることもお忘れなく。